人参ジュースを飲んではいけない人っているの?
もくじ
健康や病気の予防・改善に効果のある人参ジュース。
健康だけでなく美容にもよいので、食生活に人参ジュースを取り入れる方は多いです。
「でも、だれにでもよい効果がでるものなの?」
「栄養いっぱいなものなら、過剰症になったりしないの?」
本当に誰にでもよい効果があるのか、変な作用がでたりしないか心配。
そんな方の不安を解消します!
安心して、人参ジュースを楽しんでくださいね。
人参ジュースはだれにでも安心なもの?
結論からいうと、健康な状態の方なら誰が飲んでも大丈夫です!
ただし、飲む量や人参ジュースに使われている材料など気をつける必要はあります。
また、糖尿病や高血糖の病気の方にはあまりおすすめできません。
健康なのに、なぜか体調が変になった…。
そんな方は以下のような症状が出ませんでしたか?
- 皮膚が黄色っぽくなった
- お腹の調子が悪い
- 寒気がする
こんな症状が出る理由と、対処について解説していきます!
この症状が出ても、不安に思うことはありません。
安心して飲むことができる方法もまとめているので、ぜひ読んでみてくださいね。
自分にあった量の人参ジュースを楽しもう!
人参ジュースにはβ-カロテンがいっぱい含まれています。
β-カロテンは抗酸化作用が高いため、免疫力アップや紫外線対策などに役立ちます。
またβ-カロテンは、必要に応じて体内でビタミンAになって働きます。
そのため、飲み過ぎてもビタミンAの過剰症になる心配はありません。
そんなβ-カロテンは、使われないときは肌の角質層に蓄積されています。
β-カロテンは色素成分でもあるので、たまりすぎると柑皮症になります。
柑皮症は肌が黄色くなるものです。
症状は、おもに手のひらや足の裏が黄色っぽくなります。
柑橘類の食べ過ぎでもなるので、冬にみかんを食べ過ぎてなったことがある方も多いのではないでしょうか。
これは特に害はなく、食べる量を減らせばなおります。
β-カロテンの必要量は人によって違うため、適量は人それぞれ。
基本的に大人ならコップ2~3杯くらいなら問題ありませんよ。
自分にあう量を飲んでくださいね。
人参ジュースの食生活への取り入れ方については、こちらの記事を参考にしてみてくださいね。
→人参ジュースを飲むなら朝がいい!?その理由と効果を解説します!
→人参ジュースは夜に飲んでもいいの?ダイエットにもおすすめです!
お腹痛くなったことがある・・・そんなときの対処法
人参ジュースでお腹の調子が悪くなる原因としては、2つのことが考えられます。
- 食物繊維の摂り過ぎ
- 冷たいジュースを飲んで、体が冷える
繊維入りのどろっとしたジュースは、便秘に効果的。
しかし繊維が多いため、野菜や果物の食物繊維の取り過ぎになってお腹が痛くなることもあります。
そんな時は、繊維質の入っていない人参ジュースに変えてみるとよいでしょう。
または、冷たいジュースでお腹の調子が悪くなる方もいるようです。
体調に合わせて、温めて飲んでみてくださいね。
「でも、人参ジュースは生の状態のものではないと、酵素が摂れない!」
その場合は、冷蔵庫でジュースを冷やさず、常温で飲んでみてくださいね。
人参ジュースで腹痛になった方は、一度食事内容を見直してみるのもいいですよ。
栄養バランスがかたよっていると、栄養満点な人参ジュースを飲んで、不調が出たように感じることもあるからです。
食生活を一度、チェックしてみてくださいね。
人参ジュースを飲まないほうがいい人
健康によい人参ジュースですが、注意が必要だったり、飲まないほうがいい人もいます。
そんな人は、以下のような人です。
- アレルギーがある
- 血糖値が気になる
- 腎機能が弱い人
それでは、詳しく解説していきます!
どんな材料が使われているか確認しよう
アレルギーのある方は、当たり前のことですが、使用されている材料をしっかり確認しましょう。
人参ジュースはいろんな野菜や果物と組み合わされているので、成分表のチェックが必要ですよ。
血糖値が気になる・・・そんな方は材料にや作り方に気をつけて
人参ジュースは飲みやすいように果物を加えて作るものも多いです。
特にりんごと一緒だと免疫力アップに役立つので、よくみかけます。
果物はそのまま食べるときとジュースにしたときでは吸収される時間が変わります。
ジュースだと、体に吸収されやすくなるんです。
そのため、血糖値が上がりやすいので危険なことも。
また、繊維入りと取り除いたものでも違います。
繊維を取り除いたもののほうが吸収されやすいんです。
食物繊維を取り除いたさらっとしたジュースは、栄養を効率よく摂取できます。
しかし、吸収がされやすいので、血糖値も上がりやすい面があるんです。
血糖値が気になるけど飲んでみたいという方。
まずは、医師に相談してみると安心ですよ。
腎の機能が弱い人も注意!
人参ジュースにはカリウムが含まれています。
健康な人ならむくみを取ることができる、うれしい効果があります。
しかし腎機能の弱い人だと、カリウムがうまく処理できず、病気になる可能性も。
腎機能が弱いまたは腎臓病の方は、やめたほうがいいでしょう。
もし飲みたい場合は、一度医師に相談してみてくださいね。
まとめ
病気の予防など健康のために取り入れるなら、毎日1~3杯くらい。
本格的な病気の対策としてなら、医師と相談して決めてくださいね。
人参ジュースは健康な人なら、多少飲み過ぎても問題はありません。
安全に取り入れやすい栄養剤のようなものです。
しかし、飲めば健康になれるというものではありません。
自分に合う人参ジュースを適量取り入れることが大切ですよ。