
野菜ジュースって生野菜を食べる代わりになるの?効果的な取り入れ方を紹介します!
もくじ
厚生労働省では、1日に350gの野菜を食べることが推奨されています。
野菜は体の調子を整える働きのあるビタミン・ミネラルを含んでいます。
ビタミン・ミネラルをしっかり摂取することは、健康的に生きるためには必要なことですよね。
しかし、毎日350gの野菜を食べることが難しいと感じる方は多いのではないでしょうか?
特に熱に弱いビタミンを摂れる、生野菜をいっぱい食べるのは大変です。
そんなとき、野菜ジュースが代わりになるならお手軽ですよね。
でも、本当に野菜ジュースは生野菜の代わりになるのでしょうか?
この記事では、そんな疑問を解決します!
野菜ジュースを上手に活用し、健康に役立ててみてくださいね。
野菜ジュースは生野菜を食べる代わりになるの?
結論からいうと、基本的に野菜ジュースは生野菜を食べる代わりになりません!
ですが、作り方によっては生野菜の代わりになりますよ。
まず市販されている野菜ジュースは、基本的に加熱処理がされています。
なので、熱に弱いビタミンは失われているんですね。
他にも添加物などが含まれていることもあり、生野菜の代わりにはなりません。
しかし、ミキサーやジューサーで手作りなら?
新鮮な野菜を丸ごと使って作るので、生野菜の栄養をしっかり摂ることができます。
また液体状になるため、大量の野菜を簡単に食べることが可能なんですね。
ミキサーとジューサー、作るときの道具によってジュースには違いがあります。
詳しくはこちらの記事をご覧ください。
→ジュースとスムージーの違いを解説!使い分けて健康に役立てよう!
→コールドプレスジュースとは?普通のジュースとの違いと効果を解説します!
手作りなら、生野菜の栄養をしっかり食べたことになります。
ですが生野菜を食べることと、まったく同じではありません。
野菜ジュースに頼りきらず、野菜を食べることは大切ですよ。
次にジュースで食べやすくしたことで起こる、デメリットも紹介しますね。
野菜ジュースのメリット・デメリット
野菜ジュースは簡単に野菜不足を解消できる、便利なものです。
しかし、よい面だけではありません。
ここでは、野菜ジュースのメリット・デメリットを紹介します。
目的に合わせて、野菜ジュースを飲んでみてくださいね。
野菜ジュースのメリット
- 大量の野菜を摂ることができる
- 栄養が体に効率よく吸収される
ジュースにするためかさが減り、たくさんの野菜を簡単に摂ることができます。
またジュースにすることで、栄養が吸収されやすい状態になっています。
普通に生野菜を食べるよりも、栄養の吸収率が高くなるんですよ。
「どうしても食事だけでは、野菜が食べられない!」
そんなときにもいいですね。
野菜ジュースのデメリット
- 食物繊維があまり摂れない(ジューサーの場合)
- 顎や脳の発達に影響がある
ジューサーで作った場合、繊維質を取り除くため不溶性食物繊維がほぼ摂れません。
便秘改善のために食物繊維をしっかり摂りたいときは、ミキサーで作るのがおすすめですよ。
ジュースは噛む必要がないため、顎や脳の発達に影響があります。
噛むことで顎が発達し、脳が刺激されています。
そのため噛むことが減ると、歯並びや集中力などに悪影響があります。
簡単に栄養が摂れるからといって、ジュースなどに頼りすぎないように注意しましょうね。
野菜ジュースの効果的な飲み方
効率よく栄養が摂れる野菜ジュース。
飲むときによっては、もっと効率よく栄養を摂ることができます。
その時間が以下のときです。
- 朝に飲む
- 食事前に飲む
このときに飲むのが、効果的なんですよ!
朝は特に吸収されやすい!
朝は内臓がまだ休んでいる状態です。
野菜ジュースは消化器官の負担になりづらく、体にやさしいんですね。
また朝は水分不足のため、ジュースの水分とともに栄養も吸収されやくなっていますよ。
食事前に飲むと肥満防止に役立つ!
食事前、特に30分前がおすすめです!
野菜ジュースを食事30分前に飲んだ場合、血糖値の上昇がゆるやかになるからです。
血糖値が急激に上がると、脂肪の合成が促進されて太りやすくなってしまいます。
また、糖尿病になるリスクもあります。
食事前に野菜を飲むことは、きれいに健康に過ごすことにもつながるんですよ。
飲みすぎには注意!
健康によいといっても限度があります。
一日あたりコップ1~3杯くらいを目安に飲みましょう。
効果的な野菜ジュースの選び方
野菜の栄養を簡単に摂るなら、手作りの野菜ジュースがいいです。
特に出来立ては酸化されていないため、栄養がしっかり摂れます。
しかし、作るにも時間や道具が必要です。
いつも作るには大変ですよね。
そんなときは、市販の野菜ジュースを活用しましょう!
市販の野菜ジュースを選ぶ際に気を付けるポイントは以下の通りです。
- 添加物(砂糖や塩分など)があまり含まれていないもの
- 野菜汁100%使用のもの
砂糖や塩分などの添加物が含まれるものだと、高血圧や糖尿病のおそれがあります。
栄養成分表を確認し、野菜由来の栄養・味がしっかりあるものを選びましょう。
こちらの記事も参考にしてみてくださいね。
→野菜不足を野菜ジュースで解決できるの?野菜ジュースの活用方法を紹介します!
ストレートと濃縮還元の違い
栄養成分のほかに、ジュースの製法についてもしっかり確認しましょう!
製法によって、含まれる栄養や味に違いがあります。
それではストレートと濃縮還元の、製法の違いを解説しますね。
ストレートジュース
このジュースは野菜や果物を絞って加熱殺菌したものです。
使用された野菜・果物本来の味が楽しめます。
濃縮還元ジュース
1度野菜や果物をすりつぶし、水分を飛ばしてペースト状にします。
それに水分を加えて、還元したジュースです。
ペースト状にすることで長期保存ができ、味の調節もしやすくなっています。
ストレートジュースより、添加物が含まれていることが多いですよ。
1度水分を飛ばすため、野菜・果物の本来の風味は失われています。
まとめ
いかがでしたか?
野菜ジュースは、完全に生野菜の代わりになるわけではありません。
しかし、野菜不足の解消にはとても役立ちます。
手作りのジュースだと野菜の栄養が効率よく、しっかり摂れます。
市販のものは、表示や製法を確認して飲んでくださいね。
「たくさんの野菜が食べられない!」
「外食が多くて、あまり野菜を食べれてない!」
そんなときに食事する30分前に、野菜ジュースを飲んでみてくださいね。
参考書籍:食べる前に飲む野菜ジュース